カテゴリー「書籍・雑誌」の12件の記事

2008年7月20日 (日)

?な一日

目覚めたら階下で忙しなく動く足音。子供育成会の廃品回収の日らしい。かみさんがせっせと段ボールや新聞紙・雑誌などを梱包し、運び出している。なんか、無言の圧力・・・。

Photo_5Photo_6リビング・和室・食堂・廊下などありとあらゆる所に散乱している私の書籍・雑誌・書類。この12週間少しづつ片づけ始めてはいるのだが、更なる努力が必要と判断して始めたが、これが終わらない。捨てられない人間の悲しい性・・・! 夕方までやっても終わらず、下仁田に「てのしこんにゃく」を購いに車を走らせた。閉店30分前に着く。

Photo_7帰り道は、「湯の郷 かぶら」に寄る。外観は、煉瓦作りで富岡製糸場の雰囲気だ。おそらくそれを模したのだろう。その後、酒のコヤマで、四合瓶二本と厚揚げ2枚を購入して、その内1本を開け、厚揚げも食した。(詳細は、後日)

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2008年2月22日 (金)

芥川賞の周辺

Photo138回の芥川賞受賞作品・「乳と卵」を読んだ。私の感想は後に回し、選者評をいくつか。

「仕掛けとたくらみに満ちた良い小説」「最適な量の大阪弁を交えた饒舌な口語調の文体が巧み」(池澤夏樹氏)、「勝って気ままに振る舞っているように見せかけながら、慎重に言葉を編み込んでゆく才能は見事」(小川洋子氏)、「無秩序で煩雑に思えるが、・・・ぎりぎりのところで制御された見事な文体で書かれている」(村上龍氏)、「言葉のエネルギーが持続力を持つものであることを証明する作品」(黒井千次氏)、「作家としての引き出しの多さ」(宮本輝氏)、「饒舌に語りながら無駄口は叩いていない。容れ物としての女性の体の中に調合された感情を描いて、滑稽にして哀切。受賞作にと、即決した」(山田詠美氏)。

選評を寄せた9名の内6名は好意的だが、「この作品を評価しなかったということで私が将来慚愧することは恐らくあり得まい」とまで書いている方がいた。「一人勝手な調子に乗ってのお喋りは私には不快でただ聞き苦しい」。

その方とは、東京都知事・石原慎太郎氏。1955年、「太陽の季節」で芥川賞を受賞した方で、この人の作品は高校・大学時代に結構読んだ。中でも『命の森』に心酔した時代もあった。その後、彼の言動には与しない事が多いが、今回ばかりは同感である。

そんなに小説を読んでいるわけではない私が読んだ芥川賞の遍歴から言って、「エッ、これ何?」って、全くもって不可解だったのが1976年の村上龍「限りなく透明に近いブルー」だった。この方が今では、その賞の選者の一人である。安部公房「壁」、北杜夫「夜と霧の隅で」、柴田翔「されどわれらが日々」、李恢成「砧をうつ女」その他いろいろあれど、純文学の登竜門であるこの賞も時代と共に“変質”してきたなー、思う。

ちなみに芥川賞第一回受賞作品は、石川達三の蒼氓。今から丁度100年前のブラジル移民船・「笠戸丸」に乗り組んだ人々がテーマであった。隔世の感がある。その意味では、今回の選者の一人・高樹のぶ子氏が「絶対文学と文芸ジャーナリズムの間で」と題して書いていた一文が、私にはストーンと落ちるものがあった。「自分の中の絶対文学と候補作の距離が許容されるものであるかどうか、許容されるには何が必要か」

明日から一泊二日で会津に出かけてきます。題して「極上のたまて箱を開けに田舎旅 旨酒編」懐が深く、いつもオープンな会津が大好きです!!

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2008年2月19日 (火)

-8℃・食の戦争・乳と卵

87朝、エンジンをかけたら-4℃を表示。磯部田んぼでは瞬間風速で「-8℃」を記録した。今冬の最寒気温を更新。高崎でも凜として、Maxたにがわ400号が発車してまもない西の空に冠雪した浅間山が綺麗だった。Photoその左手に高崎観音。この二つをフレーミングしてみたが、朝日が昇る前なので光が足らず、不鮮明。大宮の空はくすんでいて、富士は拝めず。

Photo_2 夕方、順調に仕事をこなして今日もほぼ定時退社。途中購った雑誌は、週刊「東洋経済」と月刊「文藝春秋」。このところ良く読んでいるのは、この「東洋経済」。先週の非正規労働者問題を扱った特集も面白かったが、今週の「食の戦争」も時宜を得た特集で中々いい。帰りの新幹線の中で読んできたが、食と農を巡る国内外の情勢がつぶさにわかった。機会があれば、詳述したい。

今宵は、「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見た後、一杯やりながら芥川賞受賞作品・川上未映子「乳と卵」を読む事にしよう!

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2007年10月 5日 (金)

「続岳物語」

前日、「面白くて一気に読んじゃいましたよ!」と「岳物語」を貸してくれたT嬢に言ったら、「『続』もありますよ!」と言って『続岳物語』をまたもや持ってきてくれた。Photo_2 これまた、帰りの電車で読み始め、再び一日で読了。前作ほどの感動はないが、野田知佑さんが部屋の中にテントを張ってそこで寝ている、という文に出会って思わず車内で一人ほくそ笑んだ。

私の後輩のAは、山に行きたくなって叶わないときには部屋にテントを張って寝る。馬鹿な奴だなー、と思っていたが、天下の野田知佑さんの真似をしていたのだろうか?

シーナさんが後書きで書いていた「親バカをベースにした男たちの友情物語」。今度の解説は、岳くんの友人・野田知佑さんだ。「本の『岳物語』はこれで終わるが、われわれの『岳物語』はこれからいよいよおもしろくなるところだ」。

えー、この後はないの? 藤本義一よろしく「続続岳物語」を自作する楽しみができた、と理解しよう!

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2007年10月 3日 (水)

「岳物語」

「これ、私のこと!」と、朝の挨拶もそこそこに隣の席のT嬢が言う。何かと見れば、「産休つれづれ」なる文章だった。天童荒太さんの「家族狩り」シリーズ5冊を借りてきたその友人にT嬢が、「胎教に良くない」と『岳物語』を勧めたというくだりだ。「どっちも読んだことない!」といったら、早速T嬢がその『岳物語』を持ってきてくれた。帰りの電車の中で読み始めたらサラッと読めて、中々面白い。帰宅後も続きを読み、一気に読了。

Photo 椎名誠さんと息子・岳くんとの「なにかやるせないようなあやうい糸のつながり」や「ほのぼのとした」親子関係、少年の自立に戸惑い始めた親父の姿がさりげなく美しい。嗚呼、私もこの二人と同じ体験がしたいなー、と切なく思う。

「男の子が欲しいなー!」と言った私に、「あなたが産むならいいわよ!」と言ったかみさん。今は昔の話。

斉藤茂太さんの解説がこれまたいい。読後感のさわやかな、nice novelであった。

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2007年6月28日 (木)

湯ちゃん・山ちゃん・鉄ちゃん

新聞広告に出ていた田山花袋『温泉めぐり』(岩波文庫)が読みたくて、大宮の書店に寄った。「蒲団」「田舎教師」など学生時代に結構好きで読んだが、温泉本があるとは知らなかった。帰りの新幹線の中でパラパラ見ていたら結構私が浸かった全国の湯が出ていて、続きを読むのが楽しみだ!

Photo_327 ついでに買ってきたのが、『山と高原地図』の「浅間山」と「志賀高原」、そして野田隆『テツはこう乗る』(光文社新書)。7・8年前までは結構精力的に山に行っていて、日本百名山の30座ほどには登っているが、群馬に越して来て温泉に恋してからは機会が大分減っていた。先週末、感動の浅間山南西麓・「天狗温泉」を知って、近場の「山と温泉」を堪能しようと思い始め、高原地図を買ってきた次第。

また、テツちゃん本を見つけ、なんの迷いもなく購う。鉄ちゃんには、「乗りテツ」「撮りテツ」があるのは聞いていたが、さらに「収集テツ」「模型テツ」があることを知る。そういえば、いるいる・・・。

この本を読んでいて、私の中に充分「鉄分」があることを改めて知った。さて、今夏は何処を「乗りテツ・撮りテツ」しようか?!

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2006年9月19日 (火)

カードの功罪

ある雑誌が買いたくて、書店に行った。その雑誌とは『旅と鉄道』。発売日に書店で見て、どうしようか迷ったが買わずにいたものだ。その後、知人の写真が出ていると知り、改めて見て見ようと、帰りに書店による。

0919来月のN営業所の旅行のプランニングを依頼されていることもあり、色々眺めていたら買いたい雑誌がぞくぞく・・。給料日前で財布は軽い。カードで買えば良いや!と思ったら急に気が大きくなり、近々必要でないものまで「いつかは買うのだから同じだ!」とついつい買ってしまった。都合、八冊。財布からお金が出て行くわけではないので気にも留めずにレジに出し、金額を聞いてビックリ。

久々の散財(いや産財?)であった。

<今日購った書籍・雑誌>(『旅と鉄道10月号』『マップル栃木』『散歩の達人』『ハプスブルク恋物語』『イラストでわかる世界史』『世界の車窓から』3冊。〆て、11,382円也。)

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2006年8月24日 (木)

地図は、飽きない!

仕事の帰りに書店に寄ったら『鉄道全線のりつぶし』という本(地図?)が目について、ついつい買ってしまった。副題に「めざせ27000キロ走破」とあって、付録にJR・私鉄全線の乗りつぶしチェックリストがついている。Photo_329 別に“鉄っちゃん” でもないし、本当に全線走破しようという気があるわけではないが、今回の旅の効用だろう。

かつて、自分にとって列車は単なる移動手段で、読書するか居眠りの時間に過ぎなかった。ところが、次々に移り変わっていく車窓からの風景に魅了され、列車旅の楽しさを知ってしまった。「それは年齢を積んできたからよ」と同僚のW嬢。「そうなのかなー?」と私。

2年前にNHKで「日本全国列車一筆書きの旅」とかなんとかという番組をやっていて、凄く興味をもって録画したはずだが、どこにあるやら。そのうち、探そうっと!

それと全国で進んでいる「平成の大合併」。どことどこがくっついて、名前がどうなったかをわかりやすく図解してある『なるほど知図帳日本』も買う。これは見ていて飽きない。しばらくは、地図遊びに興じそうだ。

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2006年7月26日 (水)

今日の三冊

梅雨明けを思わせるような暑い一日であった。今日しっかり仕事をして、帰宅は21:00頃。途中、大宮でBook OFFに寄る。昨夜、安中の書店に「山と高原地図」を買いに行って、中々いい温泉本があったので、安く買えないかと寄ってみた次第。

Photo_131結局なかったが、代わりに次の3冊を購入。 ①猪股吉貴「本格焼酎スペシャルセレクション550」日本文芸社 ②守屋毅「喫茶の文明史」淡交社 ③八岩まどか「混浴宣言」小学館。〆て2,250円。

      はこれから焼酎を買う際の参考書として、②で書かれてあることの半分くらいは旧知のことだろうが確認と新たな発見のため、③は以前から読みたいと思っていた本。

八岩まどか氏は、私と同い年の温泉ライターで「混浴愛好家」。東北に今でも残る湯治文化・混浴文化をこよなく愛する私とどう違うか、読むのが愉しみだ。巻末に「混浴温泉リスト」があり30箇所載っていた。これ以外もあるのに、どんな基準で選んだのやら。

30湯のうち私が入湯したのは1/3の10湯だったが、来月、未入湯の2箇所(夏油温泉・岩手、赤湯温泉・新潟)に行く予定だ。早く8月が来ないかなー!!

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2006年7月 9日 (日)

高崎で本とDVD

0709 今日は、朝からラッキーな雨模様。「晴耕雨浸」の私、こんな日の多い行動パターンは、図書館経由温泉行きである。以前借りた本の返却期限はとうに切れているので今日こそ行かねば・・。

私の住む安中は「日本最初の図書館」と喧伝しているが、市の図書館は全く持ってお粗末。私がよく利用させてもらっているのは高崎市の図書館。Photo_23 女房が言うには、ここはかつて自分が通った高校の校舎だったらしい。楠の大木に歴史を感じるが、実は自宅の庭の主木も女房に敬意を表してこの楠である。

Photo_24 さて、この図書館は、私のような市民でない者でも利用させてくれる。本は一人10冊まで、CD・DVD・ビデオなどは5点まで。今日、借りてきた本は次の6冊。『焼酎大全』主婦の友社、『焼酎ぐるぐる』ワニブックス、『さつまいも』法政大学出版、『さつまいも史話コロンブスから芋地蔵まで』創風社出版、『全国逸品豆腐』小学館、『永山豆腐店豆腐をどうぞ』一二三書房。しばらくは、焼酎研究かな? 

Photo_25 他に借りた物は、ビデオが『手塚治虫・創作の秘密』NHKエンタープライズ、『プロが教える料理の基本・日本料理・塩をする』同朋舎出版、DVDが『誰も知らなかった手塚治虫』エースデュースエンタテイメント、『チンギス・ハーン(成吉思汗)1』コニービジョン、『ドキュメンタリー茶・・・中国茶の歴史と文化』の5点。2週間で見きれるか?

Photo_26 そういえば、図書館の駐車場が開くのを待っていたらラジオから黛ジュンの「天使の誘惑」が流れてきた。30数年ぶりに聞いたが、先週末からなんか「天使の誘惑」づいている。妙な因果を感じた。

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2006年7月 5日 (水)

「動くとき、動くもの」

Photo_76 最近、読み始めた本がある。青木奈緒『動くとき、動くもの』講談社文庫である。ちょっと前に嵌ってしまった青木玉さんの本を探しに行って書店になく、その娘であるこの人の本を買ってきた次第。この人の「ハリネズミの道」や「うさぎの聞き耳」などは古本屋で100円で売っていたが、興味はなかった。

が、この「動くとき、動くもの」には、魅かれるものがあった。感傷的なエッセイではなく、祖母・幸田文の『崩れ』のあとを追うルポルタージュで、自然の力に畏怖を感じつつも寡黙で真摯に向き合っている心優しき人々の姿が描かれている。「山も川も、人の心も、動かぬものはありません。決別であり、同時にそこからの始まりでもあります」

私はいま、なにに向けて動いているのであろうか?

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2006年6月27日 (火)

「三又」の世界

のめり込める本に久方ぶりに出会った。青木玉『小石川の家』(講談社文庫)。著者は、幸田露伴の孫、幸田文の長女である。Photo_24

酒通の会社の先輩とアルコール度数38.5度の日本酒があるとか古酒の話など酒談義をしている中で、紹介された本がこれだった。早速、帰りしな大宮のブックオフで探し、105円で購入。他には小泉武夫『人間はこんなものを食べてきた』日系ビジネス文庫、藤村和夫『蕎麦屋のしきたり』生活人新書の2冊を買い、〆て755円。

新幹線の中で読み始めたが、賢くないのを悪と断罪する偏屈爺さんと気性の激しい母との狭間で著者が体験したことが淡々と描かれ、どんどんその世界に引き込まれていく。9歳にして露伴のお燗番をさせられた玉と母・祖父の3人の日常がどう展開されていくのか興味が尽きない。ブログ更新はこれくらいにして、その世界を楽しませてください。では・・・。

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