カテゴリー「政治」の4件の記事

2009年12月 2日 (水)

「最近の政治」

楽しみにしていた田中秀征氏の講演に出かけた。演題は、「最近の政治」。新党さきがけ代表代行を務めていた氏が、かつての同志・鳩山由紀夫氏の政権をどう見ているのか?

冒頭、主催者から「オフレコで・・・」と注文が入り、始まった講演。二時間があっという間だった。著名政治家の人物評や様々な逸話を楽しく聞くことが出来たが、そこはOFFして簡単にまとめてみる。

氏は、鳩山政権を「期待半分・不安半分」で見ているが、今日は「増大する不安」について語るといって、「経済」「政治主導」「リーダーの資質」の三つをキーワードに話してくれた。

学生の求職難の現状を憂う話から始まり、まずは「経済」について。新政権が誕生し、早期に経済五カ年計画の作成に取り組むことを進言したが、やっていない。中長期の基本姿勢・指針を提示した方が政権運営はやりやすいのに・・・。

経済政策は、①成長政策(いかに稼ぐか)と②生活政策(どう使うか)からなり、一般的にはその割合は6:4。氏が尊敬する石橋湛山や宮沢喜一内閣では7:3だったが、現政権は、2:8か1:9で生活政策に極端に偏重している。この方が人気・うけがいい。「五十五年体制」は、自民党が成長政策のアクセルを踏み、社会党が生活面からブレーキをかけた。社会党が政権を取れなかったのは、生活に力点を置き過ぎたからだった。

鳩山氏は2020年に温室効果ガス25%削減の啖呵を切ったが、それは皆やりたかったこと。しかし、大事なことはその時に日本経済の構造がどうなっているか、国民にしわ寄せは無いのか、全体計画の中に入れ、展望を示す必要がある。管氏はデフレ宣言の後、『半年間、足元の景気を見ていく』といい、後に「年内に」と訂正し、結局は「来年に」先送りした。これは、何もしないということ。

何を軸に稼いでいくのか? 今日本の経済は、「四割の需要不足」の状態だ。これが一番の心配事。デフレで過当競争が進み、デフレスパイラル状態である。その時、「デフレだ」と言うだけでは、医者が「病気だ!」と言っただけで処方箋を示していないのと同じだ。底流には世界経済の状況があるが、財政面からの支援が出来ないので金融(日銀)に押し付けている。EUで株価が持ち直しているのに、日本の株価が上がらないのは、政権の姿勢が見えないからだ。

政治主導について。「見せ掛け」に終始している。官僚の答弁云々やあの事業仕分けしかり。事業仕分けは財務省が一番やりたかったことであり、事務次官会議の廃止は財務省支配をもたらす。ここが大きくなりすぎると政策支配となり、帳尻あわせのみの政策調整になる。政治主導の核心部分は、人事権と首相の周辺対策。現状は、大臣(政治)に人事権はなく課長一人すら替えられない。監督に選手交代権がないに等しい。話題の刷新会議は、人事権のない社長室のスタッフを拡充しただけである。

「改革」というのは、痛みを伴う。財政改革では納税者に、行政改革では統治構造内部に・・・。今回は財政改革のみで小泉改革の延長線上にある。「統治構造内部に痛みを伴う」・・・これこそが実は政治主導。幕末に藩政改革が出来た藩の共通項は、上級武士が身を削っている。

「リーダーの資質」について。K氏とH氏はともに「状況主義者」。その対極が小泉氏。波乗りサーファーは、時代を切り拓けない。問題を泳がせ・漂わせているだけでは、国民への裏切りである。普天間の問題しかり。本人の心情・・・心底どう思っているか、腹の底に何があるか、これがあれば出来ること。

自民党が立ち直れそうもないことに甘えすぎている。もしこの政権がだめになった時の国民の絶望感はいかほどのものか? 民主党を越えた政界再編はある。

政党に必要なものは、すぐれた指導者と指導理念。これが劣化してきている。新陳代謝が出来ていない。

いやー、バッサバッさと歯に衣着せぬ言辞が気持ちいい。前回聞いたのは、あの加藤の乱のときだったが、久しぶりに興奮した講演であった。

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2008年3月28日 (金)

「ねんきん特別便」が届く

Photo_3数日前、我が家にも「ねんきん特別便」が届いた。「『宙に浮いた年金記録』の持ち主である可能性の高い1030万人」の一人と私が認定された訳だ。発行日は、今年の1月16日。2ヶ月以上遅れての到着。3月末までの政府公約を守るための駆け込み送付なのだろう。

今日の新聞に寄れば、その特別便にも誤記が2万通あったらしい。私は3回転職しているが、確かにそれら全てが記載されていた。改めてじっくり眺めていて、「あれ、この会社にいたのはこんなに短かったっけ?!」と新たな発見や一時期「国民年金」にも加入してしていたような記憶がチラリ。

それにしても、年金支給開始年齢に達していない私がなんで既に「年金手帳」を持ち、「ねんきん特別便」が届くのか? 答えは簡単。かつて年金の仕組みが一元化されていなかったからだ。

Photo_4 9年前に「基礎年金番号」が導入され公的年金の一元管理が始まったが、その際は私の記録(生年月日)にもやはり間違いがあって訂正した。その時にやっていなかったら私の年金も宙に浮いていたかも。

ずさんな仕事のツケは大きい。政治家が選挙のために放置し、雪だるま式に増え続ける公債残高とその利払い処理と同様、一分一秒でも早期の問題解決への取り組みが求められている。

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2007年7月11日 (水)

1/3なら合法だって!

1_4いよいよ明日、参議院議員選挙が公示される。これに先立ち、あちこちに違法ポスターが掲示されていたが、過日紹介したあの立看ポスターは、どうやら合法らしい。公職選挙法では、立候補予定者個人の政治活動は任期満了の半年前から禁じられていて、候補者を大写ししたポスターを掲示すれば罰せられる。

ところが、総務省の解釈では「候補者本人、所属政党の党首、政党名がポスターの1/3ずつなら、政党の政治活動」とみなされ、違法ではないらしい。こんな解釈は、どこから来るのかね? 確かに、ポスターをよく見ると 1/3ずつになっている。どこぞやの議員さんの事務所経費問題を見るまでもなく、改正に改正を重ねてもなおザル法の「政治資金規正法」ならいざしらず、「公職選挙法、お前もか!」って感じだ。

2_11 明日の公示日を過ぎたら、この合法ポスターといえども撤去しないと公選法違反になると、過日報道されていた。公選法を読み返してみたが、そんな規定はないように思うが・・・。

さて、明日以降、このポスターはどうなるか?

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2007年6月19日 (火)

「立看」から透ける日本の政局

今日の『朝日』朝刊二社面に、「投票日ずれたら3億円損」の記事。群馬県選管が知事選挙を7/22に設定し、参議院選挙とのW選挙を想定して準備しているが、もし国会が会期延長されてずれたら3億円損するだけでなく、投票所確保や不在者投票など翻弄されて大変だ、というもの。

今月23日の通常国会会期末を前に強行採決を続ける自公連立政権。今夜のニュースでは、「12日間延長の方向で調整」と報道されていた。よく言うヨ、全く。笑止千万

Photo_302Photo_303の立看板をご覧ください。いつ設置されたか正確なところは覚えてないが、1週間以上前に通勤途上の道にあった。参院選挙が近いんだなーとちゃんと見もしなかったが、今日ゆとりがあったので見たら、安倍首相が千葉に來県しての演説会の日取りは、7・25。 ムムッ!!

ああー、そうだったのか! と一人納得。これまでマスコミは、参院選は7/5公示、7/22投票と報じていた。しかし、演説会を参院選後にやるはずはないから、ずっと前から政府は通常国会の会期延長を決めていたことになる。明日以降、どうなるか注目してください!

私の予測。国会の会期延長12日で、7・5(木)まで。参院選は、7・12(水)公示、7・29(日)投票。 さて、私の読みは当たるや否や?

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