珍しい安中と長野原の双体道祖神

先週調べた文献(鈴木繁『道祖神考』上毛古文化協会)の実地調査に出かけた。先ずは、安中・秋間。お目当ての道祖神に会う前に面白そうな寺があったので寄る。曹洞宗の全性寺。日本で唯一の「悟留譜(ゴルフ)観音菩薩」があり、「タコ」脱出祈願などのゴルフボールが奉納されていた。
秋間の村社・飽馬神社へは車で行けるが、手前に車の通れない近道があってその入り口付近にちょっと変わった双体道祖神がある。肩組み手握り系かと思いきや、よく見ると男神の右手はなぜか女神の腕をつかんでいる。女神は目を閉じ、幸せに浸っている感じの不思議な道祖神だ。右側面には作造年が刻まれていたが、よく判読できず。
「宝暦拾○○」とあったので、
1760年代の作。全体的に彫りも深く、保存状態も良かった。境内脇にも合掌系の道祖神があったが、こちらはかなり傷んでいた。

県道122号から草津街道を走り、大戸の関所跡を右折して県道58号へ。吾妻川右岸の百庚申塚を見ようと左折したが結局見つからず、長野街道に出て度々寄る「もみじ茶屋」で遅い昼食。そばが盛られているのは、台湾産の竹。天ぷらは、ミョウガとしその実。
川原湯温泉の共同浴場・笹湯で小一時間浸かって帰宅の途へ。温泉街を抜けて長野街道に向かう長い下り坂の途中にあるのが、上湯原の道祖神。雨模様で林の中、デジカメのフラッシュも壊れているのでしっかり撮れなかったが、男神の右手に注目。中々濃艶な双体道祖神である。
その後、長野街道を左折して草津街道へ。峠越えで帰宅する何度も通っている道なのに、脇道に道祖神があるとの案内標を初めて見て、車を止めて行ってみた。この双体道祖神は、ちょっと面白い。手握り系なのだが、肩を組まずになんと両手握りである。がっちりと堅い絆で結ばれたお二人なのだろう!
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