熊の湯・再訪
今日は、『自遊人』別冊の無料源泉パスポートを使って万座温泉・「万座高原ホテル」に浸かるつもりで出かけた。が、ちょっと足を伸ばせば今月初旬、全館貸切で振られた「熊の湯」に着けるので、駄目もとで行ってみたら入れた。7月に訪れて以来ちょうど2ヶ月ぶりの湯である。
草津までは曇り空。志賀高原と万座の分岐までは一面のガスで視界は10mくらいだったが、日本国道最高地点の碑を下った辺りから道路上のガスはなくなり、しばらく行くと渋峠に着いた。若山牧水の碑があるらしいので探せど見つからず。代わりに見たのは、「日本国道最高地点到達証明書発行所」の看板。面白そうなので、中に入って100円払いもらってくる。外に出て建物の写真を撮ろうとして、あることに気付く。
なんとこの「渋峠ホテル」は、建物のちょうど真ん中が群馬・長野の県境。「へー、そうなんだ」と思って、今もらった証明書を見たら発行元は「草津町・山ノ内町広域宣伝協議会」とあった。あの100円はホテルに落ちるのではなかったんだ。
渋峠から数分で熊の湯に着く。先客は一人。湯船に浸かったら「どちらから」と話しかけてきた。「群馬から」と話したら「私も」という。高崎の方だった。温泉談義に花が咲く。私がこの湯の焼酎割りは旨いと話したら、一旦湯を出て車に戻り500ミリのペットボトルを何個も持ってきて詰めていた。
ここから名水談義になり、その方から知る人ぞ知る群馬の名水を教わった。皇室へもタンクローリー車で持っていっている、との噂もあるとか。帰宅して、地図を見たがいまいちどこだかわからない。そのうち、探しに行こう。
ところで、熊の湯のいいところは一杯あるが、前回(7・16)書かなかった点で言えば、浴室の桶を除き全てが木製だということ。最近では、こんな温泉は珍しい。とりわけその有難さを感じるのは、これからの季節である。2時間余り浸かって、万座に向かう。熊の湯の肌についた湯香は、時間が経つにつれて甘みを増し、すごくいい感じになる。これを消すのはもったいないが、入ったことのない万座高原ホテルも捨てがたく、向かった。が、駐車場は一杯で相当の入湯者がいそうなので、入らずに熊の湯の香りとともに帰宅。
今宵のお酒は、もちろん焼酎の「熊の湯割」。結構、硫黄と硫化水素の臭いがして、娘が「やめてくれ」と拒否反応。ものともせずに、「熊の湯割」を作って飲む。確かに臭いが旨い。日が経つとこれが少しずつ円やかになるはずだが・・・。持ち帰った4リットル、果たしてどれくらい持つか?
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